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自 分 史 講 座 (1)

自分史を作る楽しみ

「自分史を作りたい」という欲求は人間だけがもっている欲求です。
それは単に、昔を懐かしんだりノスタルジーを満足させるだけに止まらず、
自己の原点と存在理由を確認したいという
言わば、最も人間の根源的な知的欲求なのかも知れません。
平均寿命の伸びにともなって長くなる「退職後の人生」を
生き生きと過ごすためにとても役立ちます。また、

自分史は財産はなくとも、我々普通の人にも残せる遺産です。
どんなに平凡な人生であっても、その間のドラマは必ず、
子孫や後輩たちへの素晴らしい贈り物になるでしょう。

「自分史の意義」について

寿命の伸びに伴う生きがい探し
余裕時間(余暇)の増大
高齢者や専業主婦の社会参加
文部省などの提唱による生涯学習のすすめ
自分史づくりは、特にこれから定年を迎えようとしている
「団塊の世代」の方々にお奨めします。


80年の生涯の、3大ステージ
年齢 一生を1日に例えると 生涯の3大ステージ
10歳 3:00 出生〜学業終了
20歳 6:00
30歳 9:00 就職〜退職まで
40歳 12:00
50歳 15;00
60歳 18:00
70歳 21:00 退職〜死亡まで
80歳 24:00

退職してからの「第三の人生」は25%もあるのです。
「生きがい」をもって楽しく過ごしましょう。

「自分史を書く」理由

・わが「心情」と「生きた存在証明」
・体験的な「知恵」を後世に伝えたい
・子孫・後輩への「伝言」
・事実を「明白」にしたい
・「活字・本」になる喜び
・過去を「検証」し、これからの「生き方」を探る

自分史を「書く」ということ

自分史は「過去、現在、未来を生きる私そのものの
歴史を何らかの形で記録にとどめるもの」ですから、
文章で書くものと決まったわけではありません。

●物でつづる 愛用品、愛読書、旅行スタンプ集、チラシ・ポスター集
●絵でつづる 写真集、絵やイラストなどの画集、ビデオ映像集
●文でつづる 詩集、俳句や短歌集、そして文でつづる

現代人は物を書かなくなりました。これは文化の形態が変わったからです。
ものぐさになったのではなく、習慣が変わったと考えるべきです。
即ち、「読む、書く、考える」から「見る、聞く、感じる」への移行ということです。
だからこそ、「自分史として残す」ことが大事なのではないでしょうか。

自分史を書く「楽しみ」

なんといっても、書いているうちにいろいろな記憶がよみがえり、
「新事実がわかる」ということです。
取材のための旅も大きな楽しみの一つ。
いろいろな人と出会うことで、気分的にも若返ります。
また、自分史を書き上げた充実感、後世に自分の生き様を
残せたという満足感で心が豊かになります。


「自分史」のいろいろなまとめ方
 
 1.自伝としてまとめる
 2.事件や体験の記録としてまとめる
 3.エッセー集としてまとめる
 4.何人かの「文集」としてまとめる
 5.誰かに宛てた書簡の形でまとめる
 6.日記としてまとめる
 7.作品集(詩、短歌、俳句など)としてまとめる
 8.年譜を主としてまとめる
 9.写真集やイラスト集の形でまとめる
10.口述筆記やビデオ、テープレコーダーでまとめる
11.CD−ROMとして焼き付ける
12..ホームページを作ってアップロードする

どう書き進めるか


 ・自分史ノートの作成。

 ・カードをつくり、後で項目別にまとめる。

 ・思いついたときに、その場でメモをとる。

 ・手元にある紙に、思いつくままどんどん言葉を書いていく。

 ・書きたいところから順にまとめて珠とし、後で糸を通して数珠をつくる



自分史講座
自分史づくりの楽しさ
自分史の書き方
参考サイト
簡単・手軽な自分史つくり